もっと上手く生きられたら
傘も飛ばされずに済んで
水溜りも避けて通れた
気づかないふり ....
噛んだらだめだと思いながら読むことを 朗読という
噛んだら謝る ごめんなさいと
....
海がみえたあとは
歯のかけた歌だけきこえた
ぼくをわらっていたのだろう
....
陽の当たらない玄関の
下駄箱の上に置かれたガラスの水槽
その中に金魚が一匹
夏の宵
太 ....
ずっと前から
大きな壁があって
私は背が小さいから
ジャンプしてもなかなか届かなくて
....
こぼれた言葉が夢を覚めさせない
月を指差して とても綺麗な言葉を吐いた少女がいた
それはそれは綺麗なもので
真黒の風呂敷の中心に ....
もうずっと遠い昔に
絶望から一歩を踏み出して
歩いてきた僕だから
これ以上裏切られることもない ....
このまま一日が終わって、その次の一日がはじまって終わって、またその次の一日を過ごすのもいいかなと ....
各界で今年大活躍の皆様に
お集まり頂きました
先ずは
世界初全盲の画家
サムラ&ゴウチのお二 ....
金属質の
部屋に座って
わたしが数をかぞえている
歯や髪や肌は
ただの歯や髪や肌であ ....
彼女が住む耳をふさぐ
パニュヤミンスクの湖には
水上に暮らすサナクマ族がいた
サナクマ族は湖で採れる
キャビアを売っ ....
もうただの人なんですから
何でもやって
飯食って行かなければならないでしょう
昔みたいに
チ ....
水平線にハサミをいれる
入道雲との境に沿って丁寧に
ヨットの帆まで巻き込まないように ....
恋して
愛して
愛していても
恋もして
哀しみや情けなさや悔しさに
地団駄踏んでい ....
過去というのは時々取り出して
いろんな気持ちで見つめるもので
それはけっして変わ ....
こころには
触れる事は叶わない
ぼんやりと紺碧に浮かぶ
あの星明かりが
じんわりと
白けゆ ....
無数のあなたが大きな壁となり
僕はただその壁にもたれかかり
壁の表面のざらつきに音に ....
深い眠りの中 溶けて消えた御身よ
何処 どこへ行くの
気付き想うた時には 既に寝ていた
....
カンカラカンカラ
缶が転がる
隙間風が差し込む
心に
吹きっさらしの道で
からから
....
優秀だ
夜は
寒く
冷たい
スタンドは
明るく
稀に
暖かい
それは
文明 ....
喉はがらがら
飽くなき渇望
砂漠の真ん中
見通しのない
手探りの日常
....
今日僕は投票に行かずに、ビデオの編集作業に明け暮れていた。ＶＨＳに入っているデータをパソコンに移 ....
選挙に行かずにぼんやりと
家でつけたままのテレビを見ていた僕
チョコレートを かじり そして ....
加筆訂正：- 絶望のあとに/Lucy[22:19]
- 「花に水をあげたり」を「花に水をやり」、「猫に餌をあげる」を、「猫に餌を与える」にそれぞれ訂正しました。イナエさん、ご指摘ありがとうございます。
- 何故/瑞海[06:15]
- 設定解除さんからのご指摘で少し訂正しました
25rows, 1.05sec.
