強盗団の活躍が
俺の耳に届く頃
酸化しきった鉄の
熱がうるさくて眠れない
喋るのはや ....
自分の中から
だして だして いっぱいだしつくして
終わった頃にはからっぽ
になったみたいで
....
Burning your heart.
Sleepless night.
You look up ....
とてもとても遠く離れた
それは
距離であり時間であり
近づきも交わりもしない
見えて ....
試みに彼の鞄を持ってみる
革製のそれは大きさばかり目立つが相変わらず軽い
きっといつものように家 ....
わたしが住んでいた部屋は
人づてに
まだ、空き家だと聞いた
散歩がてら
近く ....
ある時
古い本を膝に開いたまま
うとうとしておりますと
天井から
大きな蜘蛛が
するす ....
今夜明けが始まり
空気がおいしい。
心も澄む
体が生き返る。
全てが始まった
何でもで ....
お年寄りの話は
へぇーといって聞かなければならない
そんなことないですよ
なんて言ってはいけな ....
水辺のイカロスは
梅雨の数日しか舞うことはない
ただ静かに光りもせずにじっとしていれ ....
君の鎖骨の裏側から
湧き出る清らかな水は
僕の思い上がった左手には
少し冷たかった
....
屋根開けろカブリオレ
飛ばせ 飛ばせ
鼻唄ー
(チョロい チョロり チョロちょんまげ
俺様悪 ....
バカ、ウンコ、バカ、ウンコ、そんな切ない花占いをやっている
ズタズタになったチンポに包帯をま ....
ゆっくり
ゆっくり廻ってはいるが
いくつもの次元を孕んでは吐く
ぷいと吐かれたものたちは
....
求めなければ、
こんなにも苦しむことはなかったのに
そっと手を握る。
冷たく、無機質な手。 ....
着慣れない浴衣と 履き慣れない下駄
からころ からころ
音をたてて
夜を見据えて歩く
た ....
本当の声でわたしの唄は届いていますか?
届いているかなぁ
…届くと、いいな
生きること ....
僕の名前の近くに
誰か立っていた
漢和辞典を忙しそうにめくっていた
若い頃の父だっ ....
今日も僕のテレビには
あなたの姿が満ち溢れている
ワイドショーの自称コメンテーターたちは ....
清志郎さん、なんでしんでしまったんですか
清志郎さん、いつものようにキメてぶっ飛ばしてください ....
君に『サヨナラ』を告げられた日から
君への想いはもっと強くなった
想えば想うほど
君は遠く ....
頑丈なやつの声
壊れない生き物は喋った
眠たくても歩いている
暮れない夜をいつまでも
....
信号が全部赤だから
どこにも行けないと少年が言う
じゃあ全部青だったら
どこに連れてってく ....
母さん僕はやってしまった
やってはいけないと
あなたが無言のうちに
僕にさとそうとしていたこと ....
「今は、眠ることにしよう。」
男は鞄に紙切れ一つ持っていなかった。男が持っているものといえばニュー ....
100731
分解された観念を再構築し脚の生えた幼い ....
聞こえない音をたててガラス管は割れていた
侵入していく水銀
錆びたシャッターで封鎖され
コンクリート ....
見えない明日が待機する
LEDの星の宇宙を
旅すれば遠ざかる壁、天井、床
眠ろうとしていた
....
ミンミンと鳴くこともなく
たまたま出会ったセミは
コンクリートの駐車場に
ただ しがみついてい ....
ぼきっ
骨ばったゆびの折れるおと
まるで、マリオネットのよう
一人では立てない私を君は何故 ....
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