生きた心地よ
ドコイッタ



純真なる背徳には
阿修羅の如く
瑪瑙貫く強靭な動と
 ....
なんて美味しそうなんだろう

透き通るように白く

柔らかな曲線



なのに

 ....
貴樹(あなた)は何を想って生きている

三百年の晴れ間と雨を
浴び続けて今に至るに
自らの新 ....
雛が巣から落ちた。
高い軒から、コンクリートに叩きつけられた一羽は
ぴくぴくと口を開き、その奥の ....
芝生の布団に寝転がって
五月晴れの空を見上げていたら
公園一帯を包み込む大きな影
くじら雲が町 ....
バスタオルに湯気の立つ少女くるまれている
春には毛布もうすくなる老人
落ちてくる雨粒にときおり天 ....
 
  
愛という字を
上手に書けないまま
この年齢になってしまった

心が大きくはみ出 ....
縦でも横でもいいからさ

自分を半分に切ってみなよ

割れたところからほら

層がみえる ....

零下100度だろうが
摂氏100度だろうが

純然と滅亡を抱き
生を繰り出す分子達

 ....
買ったばかり
ミルク色の
ぶ厚いカップをベッドにして
眠りたい
夕暮れには
もも色に染まる ....
最初から
わかっていた
何時かはこうなると

私は 幸せになることを
赦されてなどないのだ ....
すきとか愛してるとか
言わなくてもいいよ
ちゅうすればわかるよ

とても直接的に
きもちを ....
今年もまたさくらが咲く
涙を吸い上げて
また地におとす
季節はただ往くだけ
巡ると見せかけて ....
太郎は桃から生まれた
<ハレールヤ>
太郎は人と思われぬ
<ハレールヤ> ....
九十まで生きたいとか言っていた姉が
今は七十でいいみたいだ
介護を受けれるか受けれないか
ボー ....
  桃太郎誕生す。
太郎桃の子ひとの子と異なりし子のいやさかに、屈強のこころたなごころ。


 ....
風のぬくもりが
わたしの瞼を閉ざす

風のぬくもりが
髪を掬う指先を早める

風のぬくも ....
つまらない
空腹を抱えてとぼとぼと歩く
階段をおりて冷蔵庫を探る

腐りかけたバナナが転がっ ....
長く雨ざらしにした机のように
雨や風や光をうけとめる目


           変わらない ....
たとえば納豆の一粒一粒がそれぞれ違った人の頭で
それらが納豆らしく糸を引いて絡まっていてあぁ糸は黒 ....
ドンドンドドーン
ドドーンコッドン
ドンドンドドーン
ドドーンコッドン

ドンドンドンタカ ....
中学は十時半消灯で
どきどきしながらラジオを聴いた
ラジオは抜き打ちでよく没収された
そのたび ....
                090506


蜜柑箱の中に詰まった
蜜柑を食べ尽くした
 ....
片付けすら
進んでいない最後の夜
チキンラーメン
食い尽くし
財布の中身
使い果たし

 ....
 
 
スーパーのかたすみで
君が開発した商品が
売られている

九十八円で
売られて ....

爪ばかりが淡く さめざめ道に砂を撒く太平
酔いつぶれて目が覚めた 草の無い海の中で裸で
覚束 ....
くるくるの髪型になったの。
羊の毛みたい、そう言ってわたしの髪をもてあそんでくれたらなおうれしい。 ....
 
 
わたしは布団の中で
息を飲んだ
なすすべもなく
血が流れるであろう
人が生まれる ....



詩は


誰にでも届かないところで
誰にでも触れられない距離で
詩は やわら ....
ありがとう

そして

ごめんなさい

だけど

あいしてる

でも

わか ....
人生の軽さを言いながら人生の重みを感じさ
せる。
   そんな境地に僕もいつか辿り着けるの
だ ....
すごいすごい楽しい時には
この楽しさを君に報告しよう。
すごいすごい嬉しい時にも
この嬉しさを ....
六月の招待状にマルをつけ刈られて強く匂いたつ緑



噛みついた腕から甘い草いきれ雨も恵みに ....
切り取り 貼り付け 繫がれと
千切れた夢 崩れた家 祈る

記憶は過去の籠へ
 ....
君の声眠りに落ちる瞬間の最後の時まで聞いていたくて



聞こえない・・・こんなに静かな春の ....
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2009年5月6日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蟻ん子の心音Leaf自由詩009-5-6 23:55
赤い目自由詩109-5-6 23:17
着地なき空の旅邦秋自由詩009-5-6 23:05
雛の赤亜樹自由詩109-5-6 23:02
くじら雲1486 1...自由詩3*09-5-6 23:01
バスタオルモリマサ公自由詩609-5-6 22:46
愛という字小川 葉自由詩809-5-6 21:49
『レムとネムの層』Leaf自由詩009-5-6 21:34
『僕のシナプスは細い糸を綾なす』自由詩1*09-5-6 21:31
ミルク色のカップふるる自由詩3*09-5-6 21:03
夜桜華月自由詩009-5-6 19:59
ちゅうについてはちはちよん自由詩1*09-5-6 19:59
追憶の春八月のさかな自由詩309-5-6 19:01
短歌「桃太郎」現代語訳非在の虹自由詩0*09-5-6 18:50
老いるということ吉岡ペペロ自由詩1109-5-6 18:43
桃から生まれた桃太郎  三首非在の虹短歌0*09-5-6 18:12
『切迫』あおい満月自由詩4*09-5-6 15:07
つまらないサトキ自由詩109-5-6 14:20
textile昼寝ヒルズ自由詩209-5-6 14:05
たぼーん、どかーん、あゆーんキリギリ自由詩109-5-6 13:32
夏祭りペポパンプ自由詩4*09-5-6 13:01
ラジオ・デイズ吉岡ペペロ自由詩509-5-6 12:58
蜜柑箱あおば自由詩5*09-5-6 10:18
サヨナラ国分寺北村 守通自由詩8*09-5-6 3:23
小川 葉自由詩209-5-6 3:09
ほおずきが夜を歩くとき、猫が厭世を評する竜門勇気自由詩2*09-5-6 2:29
あたまのなかつゆ自由詩2*09-5-6 2:23
歴史小川 葉自由詩109-5-6 2:21
遠ざかる5月の輪郭うめぜき自由詩6*09-5-6 1:54
こいのおわりになづ自由詩109-5-6 1:43
越境する音楽kauzak自由詩10*09-5-6 1:36
君がいる日々、プラス4アカギ自由詩009-5-6 1:21
セクレット石畑由紀子短歌9*09-5-6 0:44
どこまでが個性としてAKiHiC...自由詩009-5-6 0:16
子守唄ユメサキハル短歌009-5-6 0:07

加筆訂正:
短歌「桃太郎」現代語訳/非在の虹[19:28]
一行追加
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