井上陽水から見た賢治?宮沢賢治メモ2/石川和広
 
賢治への共感的違和の感覚が見える。
そうして突き放しながら同じ仮名遣いと、平仮名を使い、賢治との距離と接近が同時並行に行われている。右記ホームページは、賢治と陽水の作品が並べられている。

賢治の「世界中の人が幸せにならない限り、自分は幸せにならない」的姿勢を僕自身も、そうかんがえるときが、あるけど、何か「そうかもしれないけど、ちがう」と感じる。
だから「ワカンナイ」と受ける井上はとても、共感しうる。

まず「ほんとうの」と賢治は、よく使うが、賢治の「ほんとう」が、私たちにあてはまってしまうのは、普通に変だ。当てはまるときもあるかもしれないけど、いつもそうだというわけじゃないという常識
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