完全なる独り言/虹村 凌
があたりまえになってしまったが、風呂屋は健在だ。
江戸時代など、内風呂があると馬鹿にされたという。
公共浴場と言うものは、随分と昔からあるようだ。鎌倉時代あたりだったか。
トルコにもあったようで、その様子を書いた絵もある。
その絵が全裸の女性ばっかりだったので、「トルコ風呂(今で言うソープ)」
などと言われるようになってしまったのだろう。
ああずれた。
そう、風呂屋。
関東の風呂屋は、奥に浴槽があり、手前に洗い場がある。
入り口ちかくが下座、浴槽近くが上座、となっている。
年下は下座、年上が上座に座る事になっている。
マナァ。
桶がひっかけてある場所は使わない。
合宿で、
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