アドバルーン 再稿/モリマサ公
 

  



(フリーター25歳女 出身岩手)

「じゃあ親の気持ちになって考えてみろよ」っていう
ガキっぽい目線から生まれる成長しきれないパパたちの巨額の負債
と責任の所在
ドアにはさまったままクロネコヤマトの不在通知がいろあせていく
どん
どんどん
トラックが通過するたびに揺れてるたくさんのアパートとマンション
「白熱球をみているとなにかの割れる音がします」
ぱりん
笑い声がまわりだす





(コーラス)



度重なる家庭の事情がいっせいに草原の草のようにそよぎだし
吹いている風すら自分の責任?みたく思い込むこどもたちの群れが
光の
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  グループ"日曜は父親と遊園地に行こう"
   Point(11)