トレンディドラマ/モリマサ公
12時
「もうなにもかもやめる」といいながら
見た事の無い男がキッチンに立っていて
重力の関係かすこしだけ勃起していた
わたしはリビングでまるくなって泣きながら
声でいろいろな嘘をついているところだった
男はおおきなくろいかたまりになっておおいかぶさる
で指が二本わたしの顔の前に現れ口の中に入ってきた
胃の中のものがなにかきもちのわるい生き物になってぼろぼろと部屋の隅にこぼれていく
床がかたむいているのだ
何度か殴ると気持ちよくヒットしわたしは血を流し始めた
赤ん坊のすすり泣く声がしてそんなのは信じなかった
幻聴がはじまったのだろう
気が付くと
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