沈黙の内側、ダイヤグラムは途切れたものばかりで体裁を整えている(3)/ホロウ・シカエルボク
 
心を飲み込まなければ、次の段階に進むことすら出来ないではないか―?言葉を用いてしまった者の宿命なのかもしれない、そういった手段を用いてしまった者の。言葉が無ければ俺たちは歩けない。実際、そうしたものじゃないか。イマジネーション。イマジネーションについて少し話していた。イマジネーション、それ自体には何の意味も無い。意味は、それをどう訳すかというところに産まれるはずだ。俺は判らなくなってきた。
俺が描いてきた言葉は、そこに腐臭が潜んでいたからなのだろうか―?
俺たちが身体を持つ理由はなんだ。それは、個体としての認識を持つためだろう。窮屈な肉体の経験を経なければ、俺たちはそれが個体であると知ることは
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