詩ヌマデアイ詩テ[456]
2016 04/21 13:14
るるりら

渚鳥さんは、猫っぽいですね。

いつでもきてね。渚鳥さんに この詩を贈ります。
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 『もうすんだとすれば』

 もうすんだとすれば これからなのだ
 あんらくなことが 苦しいのだ
 暗いからこそ 明るいのだ
 なんにも無いから すべてが有るのだ
 見ているのは 見ていないのだ
 分かっているのは 分かっていないのだ
 押されているので 押しているのだ
 落ちていきながら 昇っていくのだ
 遅れすぎて 進んでいるのだ

 一緒にいるときは ひとりぼっちなのだ
 やかましいから 静かなのだ
 黙っている方が しゃべっているのだ
 笑っているだけ 泣いているのだ
 ほめていたら けなしているのだ
 うそつきは まあ正直者だ
 おくびょう者ほど 勇ましいのだ
 利口にかぎって バカなのだ
 生まれてくることは 死んでいくことだ
 なんでもないことが 大変なことなのだ

              <まど・みちお>


突然ですが、 まど・みちおさんの詩で
こころを ゼロにさせていただいたので
ここに報告します。前に、わたしは まどさんのぞうさんで
詩を詩ともしらずに 育てられていたことをお話しましたが
また 育てられている気がするのです。なので、みなさんにも照会させていただきます。
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