夢を見たら書き込むスレ2[408]
2008 03/12 23:15
佐々宝砂

またまた大長編。

よくわからないが宗教的な独裁政権が支配している国が舞台。私は外国からの旅行者で、レンタカーを借りて移動中。同行しているのは私の両親と私の友人(♂)。運転手は私である。坂を登って大きな寺院のようなところにたどり着き、車を駐車場に停めようとしたら、運転手の私だけ何かの違反に問われて捕縛されてしまった。そのあと寺院内部に連れていかれたが、うまいこと逃亡に成功、しかし、寺院から出られない。寺院内部はひとつの社会というか世界というかそんなものと化していて、工場もあれば店もあり、住宅もある。

寺院内部のつくりは人間を無視した構造にみえた。逃亡中の私は二メートルほどの幅がある廊下を走っていたが、廊下の天井には荷物を運ぶモノレールが三本通っていて、廊下を行く人間を無視してガーガーどーどーと行き来する。それを避けて進まねばならないのでとても歩きにくい。ものすごく危ないなあ、と思っている矢先に、おっさんが一人、すれ違おうとするモノレール2台にはさまれた。あー危ないっ、と思った次の瞬間には、おっさんの頭がばりばりと砕け、床に血だまりができていた。しかもそれを誰一人気にしない。

なんてところだろう早く逃げねば、と思っていたが、血だまりを見て焦っている私は挙動不審に見えたらしくまた捕まってしまった。今度は、工場で働いていた別人に間違われて捕まったらしく、いきなり工場のラインに連れて行かれた。ホットドッグを作るラインで、私の役目はコンベアの上を流れてきたパンにソーセージをはさみケチャップをかけて箱に並べること・・・だったのだが、はっきり言って役目をこなすのは無理だった。コンベアの速度が速くてぜんぜん間に合わずパニックになった。「なんでこんなこともできんのだ」と怒られたが、あまりにも私が不出来だったからか、逃げたヤツと私が別人だったということに気付いたからか、ラインから離れて勝手にしていいと言ってもらえた。もちろん私はとっととラインから離れた。

といっても、どうしたらこの寺院から出られるかわからない。うろうろしていたら、小綺麗でわりと豪勢なデパ地下みたいなところに出た。外国製の缶詰が並んでるなあと思うと次はハードカバーの本が並んでいたりした。そこにどこかで見たようなやつがいるなあ・・・と思ったら、この国に一緒にやってきた私の友人だった。私の釈放を寺院側に求めてきたところだという。どうやら逃亡の罪を問われることなく釈放されるらしい。ありがたいことだーと思って寺院側に挨拶にいくことにした。寺院側の要人だという人の部屋に行くと、私とそう年が違わないスーツ姿の男性がいて、広辞苑みたいに分厚い本を読んでいた。私はなぜかその本が欲しくなり、本をくれと言ったところ、別な場所で渡そうと言われ、さっきのデパ地下へ移動した。

警備員や人通りがあるそのデパ地下で、本を手渡された。すると、とたんに警備員が発砲して、寺院側の要人が倒れた。びっくりしていったん逃げたが、戻って要人の具合を確かめると、もう死んでいた。あたりに血が飛び散っている。どうも私のせいで死んだような、というか正しく言えば私を利用して自殺したような気がした。警備員はなおも発砲を続けていて、あたりは血まみれの死体だらけになっている。なんてことだ、なんてことだ、なんて国なんだと思いつつ必死に逃げる廊下に、延々と死体があった。

#どういうわけかうなされなかった
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