夢を見たら書き込むスレ2[407]
2008 03/11 17:25
佐々宝砂

久々に大長編。

時代は謎。舞台背景も謎。私は10代半ばくらい。赤ん坊のころに発見され親がわからず、施設で育てられたが、出自が忍者の里(!)のようなところだと判ったのでその場所に戻されたばかり。忍者の里といっても全寮制の学校みたいな感じで(ちょっとナルトっぽい)、資質や生まれに応じてクラス分けがされている。私は木地師の親から生まれたので木地師になるはずで、私としても木地師になる気まんまんだった。木地師は忍者ではなく木彫を生業にしている。篆刻などもやる。とりあえず木地師のクラスを見学して、いいなあぜひ木地師になりたいなあと思っていたのに、木地師のクラスは募集していないという(きょうび木地師は儲からないし需要がないらしい)。じゃあ私はどこに行ったらいいのかということで校長みたいなのに面接してテストを受けた。視力検査のようなことをして、遠くの時計の文字を読めと言われたり、これは何色かと訊かれたりして、その結果、「無地師」のクラスに入れと言われた。メガネをかけているのが若干心配だが問題なかろうという。

無地師ってなんじゃあ?と疑問に思いつつ無地師のクラスに行った。いろいろな年代の人がいて、私より若いのもいるのだけど、一度も無地師の修行をしたことがない私がいちばん下っ端で(当たり前か)、そもそも無地師が何をやる人たちなのか判らないので不安でたまらない。同年代らしい人に尋ねてみたが、ぜんぜん判らない。よく判らないまま準備体操をやって、さあ修行・・・と言われても何をするか判らないのでぼーっと立っていたら、先生らしい男がやってきて、遠くを指さし、あそこを見ろと言う。言われるままに見てみたが何にも起こらない。うーん、と力んでいたら、突然見えない力に押さえ込まれた。全く動けない。苦しんでいるとさっき話しかけた同年代らしい人が「そこから逃げるのがまず修行なんだよ、さっき見ろと言われたところを見たままがんばって」と声をかけてくれた。よくわからんが、言われた通りさっき指さされたところをじーっと見ていた。すると視界のまんなかに青い光がにじんで、あれ?と思ったら、身体が楽になった。「よーしそれでいい」と先生に言われた。「何色だった」と訊くので、「青だった」と答えたら、先生はなんだか悩んでいるようでしばらく無言、そのあと「あーん、おまえ、とりあえずまた木地師のところに行け」という。

何がなんだかさっぱり判らないまま翌日、木地師のクラスへ。木彫の基本など簡単なことを教わったあと、クラスメートと雑談した。どうも木地師の人たちは無地師を少し怖く思っているらしい。無地師の人も怖くないよ、よくわからないけど、などとおしゃべりしているところに、無地師の先生がやってきて、おまえやっぱり無地師のクラスに来いという。しかたないのでまた無地師のクラスへ。昨日と違って、今度はちゃんと説明があった。無地師というのは、よーするに透視能力と念動力を持つ人たちなんだそうだ(夢の中では透視能力などということばは使わなかったが・・・)。青い光が見えるように努力してみろと言われて、がんばってみた。すると風景の一部が青く光り出して、ものが透けてみえる。おーやったー見えるーと大喜びで報告した。私にも一応無地師の才能があったらしい。やったね。

(この間、普通っぽい学生生活が続くだけなので中略)

無地師のクラスは爆撃を受けてあたり一面炎があがる。そんなときにまで先生が、あの炎は何色に見えると聞くので、やっぱり青だと答えると、おまえやっぱり変だなあ、ありゃ真っ赤だよ・・・と言われる。言われてよくよくみると真っ赤だというあたりは青というより黄緑っぽい。私の無地師能力は、温度によって見え方が違うらしい。そう先生に言うと、そうか温度か!と納得されたが、爆撃を受けている最中なので悠長にしている場合ではなく、ともかく地下壕に避難した。避難したところで目が醒めた。
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