2007 03/14 00:13
虹村 凌
大して仲の良くない同級生と学校に行って、
ついでだから部活を見ていこうぜ、と言う話になった。
(そいつも同じ剣道部だったのでした)
体育館に入るなり、「懐ぃ〜」とか言いながら、スタスタ。
活動場所である弐階の道場に向かい、何故か下駄箱で眼鏡を外す俺。
何も見えない。
道場に入ってはみたが、誰もいない。
よく見ると、部室の掃除をしている。見覚えのある後輩がちらほら。
本当なら、知ってる後輩なんてもう、卒業しちまったはずだが…。
部室内のすのこを全部だして、ロッカーも全部出して、大掃除。
年に一回やるかやらないかの掃除。俺は隅から眺めている。
後輩に「先輩、そこ荷物置くんでどいてもらっていいですか」と言われ、
「あぁ」と言ってその場をどいた。
煙草が吸いたくて仕方無いが、高校生の前なのでやめておく。
誰だかわからない女が、ゴキを見つけたようだ。怖がっている。
男子校なのに女がいる不思議に気付かない俺は、それを見ていた。
誰かが、素手でそれを叩き潰す。女は除光液を、ゴキの死体にかけてた。
机の上で死体になったゴキを見ていると、机の下からカマドウマが!
またも女の悲鳴。俺も思わず引く。
カマドウマは飛び去った。
俺は机の中からウィッグを取り出して、かぶって遊んだ。
ついでに袴もはいていた。
気付いたら清掃作業が終わったが、みんなが何をしていたか知らない。
廊下に出ると、すぐ側のプールで、水球部が遊んでいる。
「福袋」と書かれた半紙を、奪い合っている。
どうやら、それを奪取すればするほど、現金が貰えるらしい。
いいなぁ、と思って眺めていたが、漸く眼鏡の無い事に気付き、
下駄箱を探して、眼鏡を装着する。
すると、道場からX−JAPANのRustyNailが聞こえる。
みんなで歌っているようだ。
俺はウィッグの位置を直し、袴も穿きなおした。
顧問の先生に、頭をはたかれた。何でだかわからない。
ふと気付くと、廊下に何人か、水着の女性がいる。
何でだろう?と思っていると、剣道部の部長らしい人が出てきて、
「プールはあちらになります。準備運動はここでしてください」と言う。
数人の女性、2、3人の男、筋肉ムキムキなおじいちゃん一人。
これらの人たちが、剣道部に混じって準備運動をしている。
全員水着で。
何かかわいそうだなぁ、と思いながら俺は傍観する。
部長も「かわいそうですよね」と言う。全くだ。意味がわからん。
真ん中で歌ってる人が、RustyNailを歌い終え、
「じゃあ次は何がいいかな!」と言う。
俺は心の中で、「リンダリンダがいいなぁ」と思った。
***
夢から覚めた。何だこりゃ。