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[1000]阿ト理恵[08/04 23:37]
なんちゃってねおじさんがゆくところだけガチャピンムックり起きている
#短歌
[998]st[2016 08/04 10:03]
僕らの宇宙は 広がっているけど
僕の居場所は この狭い部屋だけ
いつかきみと 暮らしたいけど
はかない夢と あきらめる
この空間に 愛は育たない
どうすればいいのか わからない
時はどんどん すぎてゆく
きみはどんどん はなれてゆく
[997]高橋良幸[2016 08/04 07:02]★1
きみにも僕にも使えていた言葉、
閊えてイタコみたく託す言葉、
ファンダメンタルな(メンタルの)
対称性について、理解という工程がきっと重みを与えた
きみは正しく、僕も正しい
自発的に破る約束をだから許してほしいのだ
発語を、記述を、僕は統一できている自信はない
きみにつたえるいちいちのことは
時に僕らを遠ざけて、時に僕らを近づける
小言を言ってから一緒に寝るのだから
それが万物の(生活の)理論だと嘯くことはできる
結局具体化されている世界が一番正しいのだ
宇宙が縮むという説は今はないそうだから
しばらくしたら僕らはお別れで、もうそうそう出会うことはないだろう
しかし(やけ酒かもしれない)ランダムウォークで
きみに会える自信はある
(宇宙と、僕らの)ほとぼりがさめるころまでには
[996]st[2016 08/03 10:35]
一瞬に愛が砕け散り 空を真っ黒に埋めた
太陽も月も星も見えない
暗闇のなかで聞こえるのは きみの泣き声と
僕の悲しいつぶやきだけ
青空は消え街も消え すべての森や木も消え
世界に人はいなくなった
時はもうもどせない なにかがたりなかった
きみにも僕にも
[994]st[2016 08/01 11:07]
帽子がにあう人だった あう時はいつも
僕が贈ったものばかり
お気に入りの リボンのつば広帽子が
長い髪をひきたてていた
街行く人に面影をみつけ たちどまっては
胸がたかなる
ひと夏の淡い恋の思い出が カゲロウのように
生まれては消えてゆく
[993]Lucy[07/31 23:23]★1
くるくるまわる
長い針
少し遅れて短い針
夜がくる
朝がくる
また夜がくる
くるくるまわる
いつもの公園
グローブジャングル
タイヤブランコ
待っても
来ない
ウスバカゲロウ
糸トンボ
「アントワネット」という名の
帽子屋さん
[992]st[2016 07/31 06:34]
待ってもむだだと 風がささやく
遠くの雲から 雨のにおいがしてきて
あの娘は来ないから はやくお帰りという
最後の待ち合わせの いつもの公園は
いやだというように 時はすぎていく
ふりだした雨のしづくが 涙にかわり
思い出時空をさまよいながら 待ちぼうけに夜がくる
[991]ハァモニィベル[2016 07/31 01:41]★2
*
「ギロチン」という店で待っている
そこで乾杯しよう
ああ、そうだ
「ニーチェ」というBarのかどを曲がって、
路のどん詰まりにある店だ。
大丈夫さ、心配するな
ああ。ああ。
マリイの話はもうよそう。
ああ?ああ。
ラボアジェは、実験を1つ済ませてからって行ってたが。
きみも、遅れないでくれ
ああ。じゃ、待ってるよ ルシェルシュ
*
[990]Lucy[2016 07/29 21:49]
いやはや いさはや ムツゴロウ
ギロチン ギロチン しゅるしゅるしゅ
[989]st[2016 07/28 07:16]
食べたくて食べたくて しょうがない時がある
真夏のスイカや ウナギのかば焼き
思っただけで ヨダレがでてきて
さっそく街へ買にゆく いやはや衝動とは恐ろしい
[988]阿ト理恵[07/27 13:56]★1
カラいとツラい同じ辛と気づいたとたんにカラムーチョ食べたくなった
#短歌
[987]梅昆布茶[2016 07/27 08:46]★1
カラムーチョはかない夏のビールの友かな
[986]st[2016 07/27 07:07]★1
鳴くセミの 夏のはかない いのちとて 世代をつなぐ 妙なる調べ
[985]ハァモニィベル[2016 07/27 02:31]★1
*
いにしへよ今のうつつに限りなき思ひのままに音をのみぞ泣く
*
# 音=(ね)と訓みます
# (通釈)古から今に至るまで収まりきれない思いのたけをこの声にして謳う
[984]阿ト理恵[07/27 00:43]★1
かなしみをぬいてあげるよ即興は風にまかせてゴーイングホーム
#短歌
#ジャクソン・ブラウンの唄に乗せて、梅昆布茶さんへの返歌
[983]梅昆布茶[2016 07/26 23:58]★2
うさうさと耳たぶもちあげ聴く歌は後朝の滴り落ちる雫かな
阿トさんラバーです。
[982]阿ト理恵[07/26 21:35]★1
うかうかと爆弾かかえ道すがら空とぶうさぎに遭いました
#短歌
#わあ〜い、お久しぶりです、梅昆布茶さん!
[981]梅昆布茶[2016 07/26 19:15]★1
葡萄だなの下で幼い想いを伝えた
哀しいうたは一切聞きたくはなかったから
じっと眼を見てなにも言わなかったのだけれども
伝わっていたのだろうか
[980]ハァモニィベル[2016 07/26 19:06]★1
*
繭の白く、輝いたきみの
星の遠さを映す瞳に、廣がっていく
夜の果てを歩み歩み尽くせば
微睡む様に贅沢な真夏の
風の水面に浮いた人形。
*
[979]st[2016 07/26 18:25]★1
風がやさしくふきぬける 水辺の木陰のひと時は
真夏だけのぜいたくな ただひとつの楽しみ
いつのまにか日が暮れて 帰りそびれて夜となり
月の光にさそわれて そぞろ歩きの果てがない
家路はさらに遠くなり 天空をみたす星たちが
輝きをまして夢の中 このままゆこうどこまでも
[978]ハァモニィベル[2016 07/26 00:56]★1
*
「青空の季節」
青空の住所
を
たずねてみた
ある日
ホーム
が、ヒットした
その季節(とき)
夏祭りを企画し成功させたトイウ鈴木さんは語る
タコ焼きのたこを、小さくすると、
逆に 危ない、
と。
冬は餅、夏はタコ
の
青空の
風物詩
*
# 作者が老人だと思った人は読解力に問題あり。20代でも無いけれど(笑)
# 最近、介護施設に関する裁判例をいくつか読む機会があり、そこにある、介護される方にも介護する方にも、ある種の地獄が存在する事を感じたことが、私にこの作品を書かせた。この場所に合わせた軽さで表現しているので、その感触は微量しか伝わらないと思いますが。
#「青空」も「鈴木」も架空の象徴として使用したもので、具体的対象はない。
[977]Lucy[2016 07/25 23:21]★1
麦わら帽子
赤蜻蛉
紫つゆ草
朝顔の種
群れなす渡り
秋のあおぞら
[976]阿ト理恵[07/25 17:31]★1
はこんでくるりいろはにほほえみなど水たまもようのなかに染めこむ
#短歌
[975]st[2016 07/25 16:56]★1
秋の気配が近づくころ 鳥たちが渡りをはじめ
ふたたび野山に帰ってくる
春のわたりのよろこびは消え なぜかさびしい秋のわたりが
冬のおとずれを感じさせる
もうすぐにぎやかな 冬鳥も渡ってきて
湖は白鳥や鴨で いっぱいになる
季節はいつもこうして 渡り鳥がはこんでくるのだ
[974]Lucy[07/25 13:32]★1
とうとうきてしまった
うとうとしてしまった
うかうかねすごして
終着駅
こうこうと灯り注ぐ
秋の改札口
[973]st[2016 07/23 11:33]★1
真夏がきた とうとうきてしまった
極暑の夏は きらいだ
梅雨ぞらのほうが まだましだ
動物園の白くまが あえいでいる
ペンギンたちも たいへんだ
毛皮がじゃまな イヌやネコ
よろこんでいるのは うるさいセミたちだけ
真夏がきた とうとうきてしまった
[972]阿ト理恵[07/21 12:27]
飛んだ日にフォークでつついて砕いた太陽からこぼれるは真夏
#短歌
[971]こうだたけみ[2016 07/20 21:09]★1
カン、カン、カン、カン、
まもなく列車が通過します
蜃気楼がゆらめく夏の日に
はんぶんこのチューペット
むらさきに染まる舌の中心
カラカラにかわいたカラダ
麦わら帽がふわりと飛んだ
[970]st[2016 07/20 14:34]
待っている カンカン照りの夏がすぎるのを
秋が恋しくて しかたのない鳥たちが
水辺にあつまり やけつくような空をみあげる
水浴びのあとは ただ木陰でやすむだけ
ふきぬける風だけが すずしさをはこび
ため息をつきながら 待っている
カンカン照りの夏がすぎるのを
[968]ハァモニィベル[2016 07/19 18:48]★1
*
神の抜け殻を羽化した
双蝶の影が
あの庭で戯れていた季節(ころ)
懐かしいあの頃
の片影が、いま
墓のない僕の上にとまる
*
[967]st[2016 07/19 16:50]★1
膨張するこの銀河を この目で見る事はできない
だがすべての星が ロケットよりはやく動いている
地球も月も太陽も 動いている
多くの銀河も 動いている
宇宙が果てしなく 膨張している
ダークエネルギーが 加速の原因だ
それは神のみぞ知る 未知のエネルギー
宇宙の7割を占める 暗黒のエネルギー
それはもしかして 神のエネルギーかもしれない
[965]ハァモニィベル[2016 07/19 01:21]
*
なまやさしい雨と夜叉シイ雨が降り続き
風もやがて七竅に死す
*
[964]阿ト理恵[07/18 17:05]★1
風よ、どこに句読点を打ったらならやさしい雨がふるのだろうか
#短歌
[963]Lucy[2016 07/18 14:52]★1
気づいたら
しなやかで丈高い
小さな花をつける植物で
いっぱいになっていた
ガウラ
宿根リナリア
アマ
夏小菊
かすみそう
一斉に揺れる
風の庭
[962]ハァモニィベル[2016 07/18 11:31]
*
『GUNA』
ティグナーガの論理が耳の奥の何かを感じ分けはじめたとき
マグナム望遠鏡に写る活動銀河核を見つめながら、…手には
フォッサマグナに堆積する土中で新第三紀の貝を握りしめた
マグナス効果で急回転して迫る背後のボールには気づかずに
*
[961]阿ト理恵[07/18 00:02]
しとくよっていわれてもさ、そこんとこよろしくのそそらそらそらしどれみふぁそらしんどいってわけ、うさぎのダンスは、空に向かってのシグナルだからね
[960]Lucy[07/17 21:36]
どうしましょ
ソーラン踊り
しがぬけた
あたしゃしがないし売りの娘
そこの兄さん
お安くしとくよ
[959]こひもともひこ[2016 07/17 15:06]★1
♪ ブ ブ
らがぬけた
ブ ブ ♪
らがぬけた
一音上って
しら沼に♪
♪はまって
しまって♪
ドーシラソ
[958]阿ト理恵[07/16 18:33]
ラのかおりバランスよすぎる五線譜に♪音あわせはいつもAなのかしら
#短歌
#ちなみにA=ラ
[957]st[2016 07/16 17:48]
咲くバラの 夏のかおりにさそわれて
雨上がりの 公園へいく
白いバラのかおりに 恋し
赤いバラのかおりに ささやき
黄色いバラのかおりに こころをいやされ
ピンクのバラのかおりに きみをおもう
はなびらについていた 雨のしづくは
君の涙ににていた わすれられないバラのかおり
[956]ハァモニィベル[2016 07/16 13:48]
*
笑
やわらケケかに
きみの口もとが
咲く
*
[955]阿ト理恵[07/16 12:06]
化けたねイヒイヒひきつるねっころかるがるしく笑ったよ
#短歌
#松岡さん!ナイスです(笑)
[954]Lucy[07/16 11:32]★1
そうそう
うそうそ
今日は朝から烏がうるさい
草冠を外したら
花は
化ー化ー
化けの皮
化学肥料の力で
咲いた
[953]阿ト理恵[07/15 23:12]
草に告ぐくさかんむりをはずしてみそらをあおいでみてみ早々
#短歌
[952]ハァモニィベル[2016 07/15 20:13]
*
声をわすれた
心のように
燃えている
夏の枯草
*
[951]st[2016 07/15 18:15]
どこへかえるというのか この雨は
やさしさをわすれて ふり続く
怒りの炎に しずむ街
あふれる川の そのあとは
再びめぐりきて ふり続く
かえるところを わすれたかのように
[949]ハァモニィベル[2016 07/14 20:05]
*
岬は、巨大な交差点を見下ろす場所にある。
見境なく遠く、荒々しくうねる波の向こうを見ようと,
純粋なカントが、いつも小さく立っている
犯された孤児のように枯れた
青く染まった身体に包るまり
もう 何も考えたくはないような顔をしながら
たった一度だけでいいからそう言ったりそうしたりしてみたい
純粋な欲望のこころから
遠ざかるように,
足を摺るように
*
[947]ハァモニィベル[2016 07/14 15:02]
*
やむでもなくわずらうでもなく,
病だれの基に,
世界は動く;
虚しさは祖母になり,
無意味なこだわりに過ぎなかった祖父たちになりながら.
わたしはかろうじて孫のまま,
今も, 海に漂う.
*
[946]Lucy[07/14 13:47]
大海原に浮かぶ月
足元の砂に
ちりちり打ち寄せる
光の欠片
溶液になった
クラゲの悲しみ
強いひとにも
朗らかなひとにも
悲しみはある
それは弱さでも
やまいでもなく
[945]阿ト理恵[07/14 12:30]
ねばならないねをばねにしてはねるってくてくウサギかえろう月へ
#短歌
#にゃるほど松岡真弓さん、教えてくれてありがとーだワン。
#stさんのことばや思いをひきついたつもりだピョン。
#るるりらさん、ごめんなさい(*^_^*)飛ばしてしまったよ。るるりらさんの見えなかったので。許してね。
[944]るるりら[2016 07/14 08:51]
きえねばならない思いをかかえて
心の溝を覗くとき
淵に足をすくわれそうな闇を前にして
問うてみる
闇は誰のため
誰の物でもない
とてつもなく広がる
だれそれのたそがれ
とおいむかしの人も
誰かをすくったり 人でないモノをもすくったりしながら
闇は 入り口であり無闇な出口として広がる
「る」のかたち
かなしいひとよ あなたは
「る」るのかたちのてっぺんの崖淵に立って眼下の潮流の渦をみています
いとおしいひとよ わたしも
「る」るのステージの岸壁でふるえなから 遠くを見ています
わたしの前に広がっているのは
大海原
[943]st[2016 07/14 07:22]
星がきえた 永遠に
夜は 月だけが光る
星はどこへいった あの美しい瞬きは
もう二度と 見られないのか
それならば月も きえねばならない
[942]Lucy[07/14 06:44]
(*コメント)
阿ト理恵さん、しりとりのルールをもう一度見てみてください(私もやっちゃいました)
[941]阿ト理恵[07/13 23:34]
かわいてるいしにしみいる無私の聲ちちんぷいぷいあっちむいて星
#短歌
#松岡真弓さん、「かわいい」をひろってくれてメルシーです(^O^)
[940]Lucy[2016 07/13 21:27]
かわいい舌が乾いてる
歩こう
砂漠の井戸まで
君の汲んだ
水が飲みたかったんだ
[939]阿ト理恵[07/06 22:53]
っているこまごま(か)しながらあいしてるっとかいっている舌がかわいい
#短歌
[938]st[2016 07/06 17:25]
ゆれるゆれる 地面がゆれる
ゆれるゆれる 地球が怒っている
ゆれるゆれる 木や家が
ゆれるゆれる 野や山が
ゆれるゆれる すべてを破壊するかのように
ゆれるゆれる 地球が怒っている
[937]阿ト理恵[07/05 17:23]
たねのまるいのいろいろのののはなやののくさのうれしそうがゆれる
#短歌
[936]Lucy[07/05 00:40]
届ける手紙
子孫に繋ぐ
遺伝子の
愛を探せば
ふうせんかずら
一粒にひとつ
ハートの模様の
丸い種
[935]こひもともひこ[2016 07/04 20:34]
竜を探す
りゅうぜんかずらを探す
見つからない
理由を探す
のうぜんかずらが赤く咲く
はなむぐりが蜜を吸う
人の知らないところで
虫が花粉を背負い
花に愛を届けている
[934]るるりら[2016 07/04 17:53]
リリリリリ ゆりのつぼみ
かぞえきれない ゆりのつぼみは紡錘型
茎はおなじような角度のカーブで たったまま
なにかを待っている
咲いてしまうと ラッパのように
しゃべりだしそうだ
(真似すんな)とか(おまえとわたしは似てるけど違うんだ)とか
いまは
ただ
五感をとぎすまして 待っている
つぽみは舟となり
宇宙のことを
考えている
りりりりりり りゆうをさがす ゆりのつぼみ
※追記です。謝罪です。
あ。スマホでみたとき
最終行が 「りっ」だけになってたんで「り」で書きました。
[933]阿ト理恵[07/03 22:38]
くるなつをくくるつゆあけるんるんをかってかえろうくるりくるりっ
#短歌
[932]Lucy[07/03 09:48]
待ち遠しかった
日々の汚れが
レールを漱ぎ
白ソックスの
4足歩行で
夏まで
渡れ
迎えにきて
雨降る
早く
雨降れ
もういっそ
止まずに
線路を洗う
土砂降りの
雨が
私を
迎えに来る
[931]阿ト理恵[06/29 22:33]
堂々と
うどんをすする
おと
ずるずる
ずるずる
あんまりひんはよくない
おと
こ
ことん
どんぶりをおく
おと
こ
と
ことん
ふとんにはいって
寝たくなるくらい
寒かった6月28日しぞーか
くしゅん
っ
しゅん
っ
て
ならない
猫が窓辺に
いなくなる夏が
待ち遠しい
[930]こひもともひこ[2016 06/28 17:40]★2
ただものではない言葉
ただのもではない言葉
ののものではない言葉
もものもではない言葉
桃の摸ではないことば
野の物ではないことば
只の藻ではないことば
ただ者ではないことば
たたのも
だだのも
ものもの
のものも
のものもし
ものものし
ただただし
堂々としている
[929]Lucy[06/28 10:42]
ものを作る
ものを見る
ものを捨てる
ものを買う
ものを思う
ものを書く
ものを産み出す
ものを忘れる
よく考えればよいものを
「もの」って
抽象的な事柄や形而上的な意味まで
含めながら
あたかも目に見える物質や
具体的な事柄を指しているかのように
振る舞う
ただものではない言葉かもしれない
[928]st[2016 06/28 09:27]
やめられないというのが ドラッグらしいが
次から次へと つづくニュースに
あきれてしまう スポーツ選手と
思ったら つぎはオシドリのオスとは
人生が終わりになるという事が わかっていない
なにやら 小学生以下のような
気がする はじめるまえに
よく考えればよいものを
[926]るるりら[2016 06/27 22:11]
対応ありがとうございました。
あと、良くルール読むと感想も書いてよかったみたいです。
[925]Lucy[06/26 21:47]
ごめんなさい。ルール破りしてました。「前の作品の最後の行」とあるのを無意識に「最後の連」と拡大解釈していました。修正しました。遅くなってすみません。m(__)mよろしくお願いします。
[924]ハァモニィベル[2016 06/26 21:10]
*comment*
「ひらかれる」
↓
「風(かぜ)」
でしょうね。
[923]るるりら[2016 06/26 17:18]
タイムです。詩としては、魅力的なのですが、ルール2が、あやふやで、だんだんよくわからなくなってきちゃいました。
[922]Lucy[06/26 09:45]
緑を渡る
砂を運ぶ
波を煽り
渦を巻き
行方を見失った
迷子の風は
おしなべて
回帰へ
向かうのか
忘れ去られた後悔の渦が
始まるところ
[921]るるりら[2016 06/24 08:27]★1
知らず知らずのうちに
風景を二次元に、カット割りしている
と、
一縷の風が
くちなしの香をはこぶ
ひらかれる緑蔭
[920]ハァモニィベル[2016 06/22 20:18]
*
る は るではなく
り は りではない
言葉は 言葉ではない
わたしは、
わたし−なのか
も知れない
*
[919]ハァモニィベル[2016 06/22 20:00]
*
みずうみの夢が ただ一つ消えた
つめたい つめたい 鋼の光りに。
めのまえの稲妻の尖端さえぼくに語りかけもせず
手のなかの一枚の銀貨だけを握りしめて
い
る
*
[918]るるりら[2016 06/22 18:15]
ヒナのために批評している
ツバメの雛が巣から落ちたのだ
百均の店員の
みなでしつらえた
段ボール製ヒナ落下防止板の設置位置について
ヒヒョウしている
作業が遅れ
巣からなかなか離れない人間に対して親鳥が
金切声で 人間を ヒヒョウしている
脚立をたたむと親鳥が巣にもどる
ヒナたちが一斉に口を菱形にあける
親にとって巣穴にはいりにくくなった
さけぶ さけぶさけぶヒナたち
旋回する旋回する親鳥たち
ヒナのために批評する
制服をきた人間も とおりすがりの客も
みんな巣穴の暗がりを
みつめている
[917]Lucy[06/21 15:28]
進歩への執着
美しい野望
高貴な知性
美醜善悪は
時代の偏見
プロメテウス
フランケンシュタイン
ノーベル
キュリー
アインシュタイン
すべて映し出す
硝子の網膜
君は歌わない
君は
批評するだけ
[916]青の群れ[2016 06/12 20:46]
テンキーを人差し指で叩く音
パソコンのキーボード、いつか壊れてしまうのでは
MIDI、リズムを刻む、一所懸命ホームページビルダー
マザーコンピュータの反乱
支配されている自覚がありませんでした
破水した母胎、還元される生命
拡散、リツイート、イイね、イイね
フリック入力、無音のまま
大きな水たまりの上の機械を置く
ここはデータの墓場です
水面に反射する0と1の羅列
電子の粒に意味を求めないでください
ワールドワイドウェブのおともだち
エスエヌエスのおともだち
圧縮と解凍を繰り返し
変化など些細なこと
少し薄くなったパソコン
消えたキーボードを叩く音
執着、1MBのテキストファイル
[915]こひもともひこ[2016 06/10 17:47]
スコールにおそわれたのではブラシをもってきてしおでハをみがいた
ついでにアタマもあらおう
ついでにカラダもあらおう
とついでついでをしていると
あめはヤんだ
テンキはおもうようにならない
[914]るるりら[2016 06/10 10:31]
主述の黄金律が 逆さに流れている川が
ランゲルハウス諸島には或る
島では、今日も甘美なインシュリンの雨が降り
下降気流で冷やされた土壌に蜜の匂いが立ち上がっている
島々の周りを囲む海の果ては 高い絶壁で囲まれ、
壁の上を 縦横無尽に
太陽や月や 星々が運行する橋がかかっている
島々の井戸からは たえず清い淡水が湧く
どの島の地下にも 巨大な湖が眠っているのだ
湖水に蓄えられている 一滴は
炎天下で 汗をぬぐうこともせず木を植える青年のひたいから
落ちた珠の汗が一瞬に 蒸発して あたらしく純化され地下に蓄えらた一滴だった
あるときの湖水の一滴は
極悪人がおのれの醜さに
身を焦がして蒸散した涙の一滴だった
いずれにしろ
はるかかなた海の向こうの出来事は
膵石ラジオでキャッチされ 諸島のすみずみまで伝えられる
この島の人々は 不安になると 情報ばかりに囚われはじめる
みあげれば スコールの上にも 太陽の行路は或るというのに
[913]青の群れ[2016 06/09 10:37]
走らなければなりませんでした
電車の発車時刻
雨降る高架下で犬の散歩にぶつかる
巨大な金属音がかき消されるまで
足を線路に乗せて
つぎはぎだらけの都市
怪物のように叫ぶ
心臓はまだ動いている
大丈夫、生きている、彼は
生きていればいい、彼は
繰り返す主述
[911]るるりら[2016 06/08 11:59]
光りを抱いたまま
ありうべからざる青をひるがえし
一羽の翡翠が 空間を切るように鳴いた
わたしのくちびるに浮かぶ雲をも 裂くような声だった
きのうまでの 日常が思い出せない
とつぜん 光のただなかに 私は居て
うつくしき律動の川辺に
ひとつの ぼくとつな
わたしがいて
ただただ この世界は うるわしい
[910]ハァモニィベル[2016 06/07 20:46]
*
孤立無援ノ華が
咲いていた
その場所に、
いまは、一握の灰が残るのみ。
朝露に滴り
夕立に濡れそぼった
涙も、
灰となって
はじめて乾いた。
孤立無援ノ華が
咲いていた
あの場所に
いまも、西陽が射している
優しいほど無限に
淋しく
孤立無援ノ華が
咲いていた
この場所に
いまは、一握の灰が残るのみ。
言い知れぬ光りを
抱いたまま。
*
[909]るるりら[2016 06/07 17:03]
透明なフランケンが
包帯を脱いでいる
ながいながい包帯を脱いでいる
しだいにシロイ部屋を包帯は埋め尽くし
やっと 瞳だけ表にでてきたが
スケルトンな心明が ソコにあるだけ
まとった布の下には なにもない
つけまつげをつけたフランケンは
書きにくそうにペンを持ち 失談する
ワタシアナタノコト スキデスカラ
ワタシ アナタガ イナイト カラカラニ乾キマスカラ
コトバナンテ 誤解ヲ ウムバカリデスカラ
シャベレナクテモ カマイマセン
カラダナンテ ホントウハ イリマセンデシタカラ
ソレデモ マスカラヲ ツケルノハ
アナタニ ワタシガ アナタヲ見テイルコトヲ シラセルタメデスカラ
アナタハ デーモン ニモ ニテマスカラ
アナタハ レモンミタイニ ツメタイ人デスカラ
デモ デーモンでは 無いデスカラ
孤立なんてさせない
[908]ハァモニィベル[2016 06/04 20:10]
*
身代わりに微睡んでいる・・・
嗚呼ものたちよ。
欲望を開らけ。
いざなうモノたちよ。
観察者とふしだらに交流せよ。
垣間見る瞬間の。
曖昧なままさだ、まるで。
「人形」の裏の顔も虚ろで。
ポケットの中の凶器じみた
弄ぶ逆転のオブジェも。
信じかけた現象の縁で
掠れたように、いま途絶えた。
共振させる批評の墓場で、醒めた眼を閉じる・・・
嗚呼、未来のイブよ。
純然たる透明なフランケンよ。
*
[907]Lucy[06/02 13:18]
あられ
金平糖
マシュマロ
ポプコーン
マーブルチョコ
あられは
おかきの姉さん?
それとも
最中の
妹?
桃のお節句に
鼠に食われた
雛人形の
身代わりに
[906]Lucy[2016 05/30 21:37]
黙ってただ生きる
ということができない
永久に
見つけてもらえないから
暗いさみしい器の底で
発語したがる
別なあたし
世界中でたった一人の
ひとに向かって
そのひとだけに
読まれたくて
裏の裏の
奥の奥の
内側に隠れた
本当のあたしを
捏造する
こんにちは
こんばんは
今はただ
誰でもいいから
見つけてほしくて
みさかいなく
表したかったことよりも
隠したかった波長にむしろ
文字は発色する
思わぬ色で
あられもなく
[905]ハァモニィベル[2016 05/30 00:38]★1
*
なぜ? なぜ? なぜ?
僕達は出逢ったのだろう?
生涯にただの
一度すらも、会わないかもしれない二人なのに
でも でも でも!
果して僕等は本当に出逢ったのだろうか?
僕達は、《ことば》で、
もうさきに出会ってしまった。
それは、
普通の出遭いよりもっと
親密な−関係−に違いない。
それは、
裏よりも裏の《顔》を
奥よりも奥にある《心》を
映し出す。
でも、
果して僕等は本当に出逢ったのだろうか?
僕の地声は、
果して…、
出逢ったのだろうか…?
君の地声に。
僕の沈黙が いまは ただ
きみに そう 問うている
*
[904]Lucy[2016 05/29 22:41]★1
はじまりは
思い出せない程遠い
生きた言葉も伝える思いも
そこにはないのだと
気づいたところ
わたしの
詩の
本音は汚く
本性は醜く
言葉は上滑り
それでも
まるで信じているかのように
ただの言葉に
今でも
耳を澄ますのは
なぜ
[903]ハァモニィベル[2016 05/29 21:49]★1
*
伝えることが、
伝わることを意味しない
のだとしたら、
それが、
別のなにか
浅瀬を濁らすだけの
空詩い小波に消える
だけなら
それは、旅立ちのとき
路の道の果てよりもなお
ずっと深い場所から
どうやって
この思いをはじめよう
*
[900]ハァモニィベル[2016 05/28 21:42]★1
*
待ち続けて来たんだね
殺し続けてきたくせに
待つという凶器で
震えて
弱そうな
そぶりで
綺麗な瞳のふりをしながら
真実の聴こえない
耳ばかりを立てて
触りの良い
「ことば」
バカリを
待ち続けてイルんだね
救われるだけの心も持たずに
*
[899]Lucy[2016 05/28 20:26]
人口知能が開発されて
人よりもうまく
感動的な物語を作るっていうから
暖かいまごころを感じさせ
人の心を打つ演説だって
人工知能が言わせたとしても
かたずをのんで
見守り
耳をそばだて
一喜一憂する人々にとって
へたくそな
見え透いた
こざかしい
ウソ臭い
とってつけたような演舌よりは
ずっと心に
救いをもたらす
それがただの
希望にすぎないと
わかっていても
希望を語る
生身の魂をこそ
幾度も
裏切られ
やせ細り
震えるうさぎのように
歴史は
待ち続けてきたから
[898]ハァモニィベル[2016 05/21 23:52]★1
*
あるいは・・・、
卒園式で
マイクに向かって
語られる
想い出のように
うさぎと遊んだことなどはない
あるいは形而上の
あるいは非人間が
じょじょに
人間化されていく
仏滅後の時代に
人間どものような顔をして
陀羅尼呪を
マイクに向かって唱えながら
街中を駆けまわる
人工知能政治家のように
*
[897]Lucy[2016 05/21 22:56]
ハクっていえば
川の精霊
龍の化身の
少年
「千と千尋」は
わからなかった
わからないっていう勇気えらい?
残ったのは透き通る声の
主題歌だけ
{引用=こなごなに砕かれた
鏡の上にも
新しい景色は映される}
これすごいって思った
すごいよ
歩いて行ける?
小さい時一度だけ見た
精霊に
守られて(あるいは連れさられ)
[895]ハァモニィベル[2016 05/18 20:49]★2
*
ことばには
薫るものと匂うものがある
内面から薫りたつものと、
外面的に匂うもの、である
激しく発散するものと、
静かに漂うものである
ゾウの卵を探せ
スイカは迷彩色をまとって
夏に備えている。
あれ?猫はどこに?
噫。キュビット、そこに居たのか
さあ、銀河系をお食べ
吁。
*
[894]るるりら[2016 05/18 16:57]★2
愛については
猫が、大統領よりずっと詳しい
だって猫は いろんな壁の上を
やすやすと あるいてきたんだ
ひとびとが にぎわう繁華街
ひとびとが やすらうベットタウン
肩をなでおろそうとしたって
猫ほどには なでかたになれない
どんなときも 肩をなでおろしてきたんだ
焦土と化したときも 瓦礫のうえをあるいてきた
すきまをあるいてきた
人間が云う憎しみを 別の人間が愛と云ってても
ことばなんかに 誤魔化されず
ひょいとまたいで
あるいてきたんだ 愛をさ ほんとうのね 愛をさ
あるいていきたい
ことばには うまくいえないけれど
[892]織部桐二郎[12/22 18:47]
落ちていく
ふたりの歴史
棄てられた手袋
僕の後悔は
とどかない
君の嘘
わかってる
終わったのさ
せめて
サヨナラ
[891]mizu K[2013 10/27 20:55]
店内をあっちこっちそこここと漂うのはデメキンで
入口のドアから奥の鏡までぷかぷかぷかと
テーブルまわりをうろうろうろ
厨房の火に燃やされかけて
まな板の上の金魚を演じ
水回りにたわむれて
シーリングファンに体を輪切りにされかけたり
客のスカートにもぐりこんだり
踏まれたり(うれしそう)
金魚のぱくぱくとする口から吐き出されるのは
だれも知らない素数のガラス玉
エヴァンスの流れる店内にふわふわ浮遊して
ラファロのベースにふるえて
つたわる響き
テーブルの表面を滑って
比喩に満たされた
だれかのコップがゆっくりと床に落ちていく
[889]健[2013 10/19 23:04]★1
最後のコンサートに行こう
ふらつく足をひきずりながら
きらめく星には目もくれずに
最後のコンサートに行こう
「どんなものにも終わりはやってくる
わかっていても…」
なんて ありふれた言葉を重ねて
そうやって全部を思い出しながら
そうやって全部を少しずつ忘れながら
最後のコンサートに
ありったけの最後を詰め込んで向かおう
音楽は
ここにある
いつだって
ここにある
[887]梅昆布茶[2012 10/23 21:55]★2
夏の長い午後のミシシッピースワンプ
雑魚がぽちゃんと跳ねる
ハックルベリーフィンはひがないちにち釣り糸をたれていて
アル中の親父のことなんて忘れていたし
ローウェルジョージはとっくに死んじまった
ヴェルヴェットアンダーグラウンドはアンディのバナナを
フルーツグラノーラとセッションさせて素敵なパフェにしちゃうし
ゲットーでは今日も百万人の未婚の母が赤ん坊に
子守唄を歌ってやるのさ素敵なことだろう
帰ってこない恋人の歌をね
そうだねきっと西海岸で待っているスーザンは
イングランドに帰ってしまっているし
幻のアトランティスは海の底に沈んじまった
だからみんなロイヤルアルバートホールのジョンの
最後のコンサートを聴きに行かなければいけないんだ