「Hideaway.」
この言葉を知ったのは、中学1年の頃だ。
英語の宿題のために、
辞書をめくっていて偶然目に留まった言葉だった。

「隠れ家」
「隠れ場所」
辞書には、そう記されていた。
この言葉に、僕は心を惹かれた。

ちょうど、その頃。
家庭が、経済的にも精神的にも行き詰り、
友人や学校でも、様々な問題を抱えていたからかもしれない。

僕は、この言葉に自分なりの意味を付け加え訳した。

「隠れ道」
「隠れ路」
「世間」と云う、「公道」から離れた、
自分だけの、自分しか知らない、「隠れ道」「隠れ路」。


僕には、いつも人生に立ち向かえる程の勇気もなく強さもない。
「隠れ道」が必要なのだ。

一瞬でいい。
自分を殺したくなるこの「現実」から、
身を潜められる「隠れ路」が僕には必要なのだ。
人生をやり続けるために。

あなたに「隠れ道」は、ありますか？。
あなたの「隠れ路」は、何処ですか？。
僕の「Hideaway.」にようこそ・・・





03/24/2004 【PULL.】