想像の右手
AB(なかほど)




夜を

数え上げたらきりがないし
眠れない夜は全てそうだったのかもしれない
と思うぐらいなのだけど

右の握りとそっくりな人に出会って驚き
その日のうちに確かめた朝
ほどに真っ白なものはございませんでした
とか


Growing up
Growing up
Growing up
できる、できない
下限、上限
初級、中級、上級
学生寮の棒グラフ
実は 
参加してない僕がチャンピオンってことは誰もが知っているさ
と言う声も耳に入ったり
でも、出血にはいまだいたっておりません(たぶん嘘)
Growing up


あれから夕焼けに滲みて
そこに
白髪の混ざるほどの歳になっても
彼女達みんなの幸せは望めない
叶うなら今でも
足りなさそうな眼で
見上げていてくれれば
だれかの足もとで
とか


その、まき散らされるいめいじ
それは理不尽でもなく

継続して
夢の朝も、昼の夢も、今も
ずっとそうだったのかもしれない
Growing up


想像に限界はない
と戸渡教授(実験力学)が言いました、たぶん





実行(想像)



   


自由詩 想像の右手 Copyright AB(なかほど) 2004-04-02 06:29:47
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