暖かな闇
青色銀河団
きみの寝顔をみているととても安心する
熱をだし少し苦しそうな寝顔のきみは
いのちを懸命に燃やし
熱い息吹を吐き出している
窓のそとの大きな暗闇が
暖かいひとつの生命のように感じられる夜
そとを吹くかぜはゆっくり鼓動のように響き
ぼくらは大きないのちに守られている
”きみのそばにいるということ”
の永遠にも似たこの瞬間に
ぼくの細胞のひとつひとつは
ゆっくりと溶けてゆく
そしてきみの鼓動とぼくの鼓動は
ああこんなにも近かしいのだ!
自由詩
暖かな闇
Copyright
青色銀河団
2004-03-26 22:13:14
縦