ぽえむ君−葉露−
ぽえむ君
ぼくは詩を書きたい
他人の存在に気がつかなければ
自分の存在は孤独となる
今日もまた
朝の散歩をしていると
葉の露に出会いました
雨の通り過ぎたすぐ後
緑の葉の上にはその露が
きらきらとまばゆく光る
緑は心を和ませ
露の光は心を癒す
風が吹くたびに
光はなびき
大地へ恵を与える
明日への希望へと
心に雨が降っても
やんだあとには
その心に光を放ち
閉ざされた心を開き
共鳴を求める
その心は人の心を和ませ
人の心を癒す
緑と露のまわりを
蝶が舞い
小鳥たちがさえずる
明日もまた
語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい