あなたの言葉は僕を惑わす

優しい労わりような
毒を含んだ罠のような

僕は少し距離を置いて
遠くからあなたを見つめている

あなたの言葉を今になってじっくり読み返すと
おや？と思えた

でも、
きっとこのままがいいんだろう

そこにいくつかの誤解があったとしても
無理やり穿り返そうとすれば
多分今よりもっと酷いことになるかもしれない

あるいは僕が一方的に間違っているのかもしれない
けれどこの縺れ合った感情の糸を全部解けるほど
僕は自分の腕に自信がない

綺麗な思い出は何度思い返してもいいものだよ
まさに人生の宝物だ
それがあるから僕はたくさんの物語を作れる

あなたの事を嫌っても、蔑んでも、憎んでもいない
心から感謝してる
そんな美しいあなたのままで記憶の中に眠らせておきたいんだよ