俺のライオンハート
腰抜け若鶏

自分を百獣の王と思い込んで
独善的な価値を他人に押し付けてさ
それでも心は純粋に
俺のこの手で世界を平和にしてやろうって
そう思ってんだぜ?

高貴な魂
眠らせんな
今、お前の力が必要なんだ
世界はお前の救いを求めてんだよ

自分をすべての生き物の長と思い込んで
非力なその腕で屈強な敵達に立ち向かってさ
それでも心はマジで
俺のこの手で一人でも多くの人に笑ってもらいたいって
そう思ってんだぜ?

気高い魂
逃げ出すな
今、お前が立ち向かわなきゃ
世界はお前が変えなきゃいけないんだよ

たとえ世界最強のライオンでも
誰かいつも支えてくれる人がいなきゃ
やられた時その傷舐めてくれる人がいなきゃ
何か新しいきっかけ作ってくれる人がいなきゃ
俺はまだやれるのかもって
なかなか気付けないもんだからさ

本当に辛い時は
涙と鼻水垂らしながらさ
誰彼かまわずすがりつけよ
その代わり必ず起き上がれ
涙くらいは自分で拭け

諦めるにはまだ早いぜ?
ヒーローに年齢制限なんかあってたまるか
よぼよぼのじいさんには英知の力が宿ってる
そんな設定も大いにありだろ?

何かを救ってやろうぜ
誰かを守ってやろうぜ
一つでも一人でも多くのものをさ
なんつっても心にライオン宿してる
高貴にして気高きライオンハート
それがまさに俺自身の形なんだよ


自由詩 俺のライオンハート Copyright 腰抜け若鶏 2006-01-28 10:37:24
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