ピンクの傘と わたし。 
すぬかんながぐつ。 

あたまの なかで いろいろな 問題が ぐぢゃぐちゃ すると わけが わからなくなる。ぶるの 死 先祖供養信仰の もんだい 浄土真宗ちいさい かみさま いろいろだ。ひとは ときどきぐちゃぐちゃに なった あたまを くらやみの なかで抱える。他の ひとは それに たいして よく できることから整理 しろ などというが 一体 どこからてを つけていいか わからないときも あるのだろう 。 もつれた糸の ような あたまを快刀乱麻をたつように 解決したいのだ。そして それでたくさん ともだちに 話をきいて もらったり もするそして それで ほんとに だいぶ らくに なったりもするのだ。この 世の中にはそれらに たいして なにかを いっても いいひとも すこしは いる が いっては いけないが いってしまう ひともなぜか たくさんいる 蟻に 蜜が むらがるようにいる 。案外 聞くだけの ひとは とても すくないのかもしれない。迷っている 蟻は それで ねばねば した 蜜に 足をとられて あるけなくなったり もするのだ 。それでも そうなっても 蟻はなんとか 歩こうとする。そしてねばねばした 蜜に 足をとられて 歩けなくて 困憊してしまうそして 蜜は 蟻が じぶんで 蜜をそしゃく するまでそのまま ねばねば して うごかなかったりも する。蟻が 疲労困憊する ゆえんだ 。それでも蟻は 自由になりたいと ならなくては ならないと もがく そしてまた 疲労困憊し やがて 蟻は 蜜を餌に そしゃく しはじめるだから 蜜は どこか やはり 栄養 成分にも なっているのだろうな 。そして蟻は そしゃく し終えたとき じぶんに 足があるのに 気づく 。頼りなくほそい ながい あしだ。まるで 頼りない その 足に 蟻はむかしの 自分を 想う 。自由 だったころのたよりない 日々を 。そして足をばたつかせる。 まるで 王子さまに あうためにあしをえた 人魚の 人魚姫の ように 頼りない 足をばたつかせる。 かつて じぶんが じぶんで 頼りなくあるいていたのを おもいだすかの ように 。蟻は もうすぐじぶんの あしで 歩き始める だろう。そして この 状態を ひとは なんとでも いうだろう。そして蟻は 頼りなく ちからなげに 歩き始める。それでもそれは 蟻に とって ほんとに 必用な ことなのだ。生きていると いう にんげんとしての あかしの だめに。 蟻は 呆然と はかなげな 頼りない未来を おもう 。そして もうすぐ おわる 蜜との 戦いを おもい そっと めを 閉じる。そして わたしは ピンクの傘を さし一歩一歩 あるく のだろう かも しれない。                                  


散文(批評随筆小説等) ピンクの傘と わたし。  Copyright すぬかんながぐつ。  2005-12-15 05:35:01
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