原始の夜の開放
Dann・v・Seagal

太古の火をみて
胸おどらされ森の闇に恐れをいだく
流れ長引く雲の線
谷間に見える星たちの目
狂いたいけど狂えない
空腹に似た興奮で
水面に映る影は
東から西へ走りだす
指と指の間に湿る汗は
すぐに蒸気になり消えていく
星から星へつながる線はパッと
僕たちの心を浄化させる
約束された窓はもうすぐ開かれる


自由詩 原始の夜の開放 Copyright Dann・v・Seagal 2005-10-05 03:13:04
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