空を見上げる
服部聖一
砂礫の中から北極星をめざす
ひとつぶの光る種子から
一万年の大木の夕日の
たおれかかる夕暮れ
音もなく 静かに 闇
空を見上げる
希望をうつす鏡はいつも
目線より少し高いところにある
自由詩
空を見上げる
Copyright
服部聖一
2005-09-21 23:56:59