電気ナマズの夕暮れ
umineko

紫の灯りめがけて飛ぶ虫を 笑うあなたと笑えない吾と

 
そんな字がやさしさにだって欲しかった 高圧電流さわるな注意


君はいう 川面に映る街は幻 私はつぶやく 恋もいっしょだ
 


つないだ手から 流れる何かを感じた日 人間は皆電気ナマズだ


もっともっと確かなものが欲しいのです 溶けないアイスはないと知ってて


早足を食い止めるため左腕 ぎゅっとできたらどんなにいいか



ほんとうはもうなんだっていいんです あなたがいればあなたといれば
 
 
 
 
 


短歌 電気ナマズの夕暮れ Copyright umineko 2005-08-27 11:49:49
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