蝶々 〜蜘蛛と蝶〜
天使
「やりたいことなんか何も無い ゆめ、希望なんか持つものか」
今はそんなこと言っていた僕じゃない
変わったんだ僕 変われたんだ君のおかげで
かたい殻の中でうずくまっていた僕じゃない
今は大きな翼広げて空を自由に飛びまわる蝶
君の周りを僕がぐるぐる回るよ
白く美しい光に導かれ
飛んでゆくと白い糸に飾られて
僕は嬉しくて君のもとへ行こうとした
君はゆっくり僕を見て笑った
僕も微笑み返したら
君のその長くて美しい手にとらわれ
いつしか僕は羽根だけを残していた
僕は君の中で静かに眠った
自由詩
蝶々 〜蜘蛛と蝶〜
Copyright
天使
2005-07-23 21:53:23