夜陰、抉り来る重みに充たされ
ひだかたけし

葬送の夕も誕生の朝も
照らし出す青の余韻
味わいながら
また更けいく時刻み込まれ

只 死者からの
グッド・バイだけ
聴こえて

始まるんだろう、
燃え盛る美しい和音を
奏で重ねながら
脈打つ私の頭の中の蟻塚
大騒動に蠢く思考

黄金の光を掲げ持ち
戦慄のノイズに浸されながら 、

まわるまわる 開ける青の巨大な眼となり

(マシーンの操作の適宜にねと)



自由詩 夜陰、抉り来る重みに充たされ Copyright ひだかたけし 2025-10-18 21:00:18
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