逆流
はるな



あなたを好きでいることは
光のなかにおちるくらやみを
しずかに見つめることでした

あふれ出そうな言葉が
皮膚のうらでさかむけに流れ

光にのまれるのか
くらやみがのみ込むのか
ひと息もつけないまま
そこにいて
見つめることでした




自由詩 逆流 Copyright はるな 2024-04-26 11:00:40
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