五行歌、私たち確と
ひだかたけし
死と生の境域、
ぎりぎりと生きる頃
意味するゼロ地点に至り
〉自己と自らの肉体存在〈
大いなる齟齬と化す
うじゃうじゃ沸いて来ますな
あの顔この顔こんな相貌あんな相貌、
それら大方狭隘な日常私性に執着し濁り
すっきり透明に澄み渡るマデ
あとどれだけの時 残されているか
二人互いの足洗い合い
ながら、いつか自ずと内底から
〉不可視・巨大に脈打つ動体に〈
互い繋がれ在ることの確信
沸き上がり二人確と愛し合い
自由詩
五行歌、私たち確と
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ひだかたけし
2024-04-22 16:16:13
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