※五行歌 六首「大切な悲しみ という名の鉛筆で」
こしごえ

大切な悲しみ
という名の鉛筆で
書く
希望を忘れ去らない




目を
ひらいて
気付いた
空の青さは
魂の悲しみだ



いのちの
遠さを
近く
感じる
希望の鐘



忘れる
悲しみもあり
忘れる
よろこびもあり
初めてのこの時



時と場合によっては
「どうでもいい」と言って
放てば
満ちる
こころ



水は流れるよ
火は燃えるね
風は吹くさ
そうして
私は詩を書く


自由詩 ※五行歌 六首「大切な悲しみ という名の鉛筆で」 Copyright こしごえ 2024-02-28 09:12:19
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