ゆれる
soft_machine

 ゆれる



場末のカウンターで一杯
曲と曲の合間の
エアポケットに燻ぶれ
ゆれる
ミュートしなよと
いつまで生きてゆくのさと

ゆれる

昼風呂にも様々な内外の境はあって
定まらない影のトーンと
空想上の魚達が
ゆれる
いつまでたっても肉のつかない
色が褪せているのも
冬らしい

心も
体も
光の中を進んでいる波?
ともすれば
その上で感じるゆらぎは
もしかしたら一定なのかもしれないが

ゆれ続けて

太陽はひとつ

揺れたいだけゆれろ





自由詩 ゆれる Copyright soft_machine 2024-02-04 15:02:57
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