花言葉
ひだかたけし

ガーベラの
余りに赤い花弁の群れ
花冠を捧げ持ち
街中を疾走し始める
濃密な色彩の赤、
人の抱え持つ
存在への乾きを潤し
癒やし清めながら


 前進しなさい、
  魂の闇を取り払い
   その混濁した感覚の現に
    見えないもの
   明々と照らし出させ
  清澄な感覚の歓びに達せんと
 前進しなさい、


ガーベラの
余りに赤い花弁の群れ、
街角の花屋に足止めさせ
やがて花冠を捧げ持ち
街中を疾走し始める
濃密な色彩の赤、
私の抱え持つ
存在への
肉の実感への乾きを潤し
癒やし清めながら

  進みなさい、 

生きて息して居る限り 

魂の闇を照らし出し投げ捨て
  
  前へ前へ と。














自由詩 花言葉 Copyright ひだかたけし 2024-02-03 17:09:07
notebook Home 戻る  過去 未来