意識の光景23◯時、一刻
ひだかたけし

突き入って来る
巨大な力動の
異様 渦を巻き始め
ぼんやりと薄明、
うっすらうねり流れて

静か萎れ消えゆき

漆黒の闇に在りて
苦肉の病みに犯され
尚も透明に冷たく

覚醒の凝視に
耐え耐えて

時、進み円環為し

わっかわっか

カッと、

紫紺燃え上がる暁に

光輝一閃、死の焔を観る。 


自由詩 意識の光景23◯時、一刻 Copyright ひだかたけし 2024-01-10 18:25:27
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