三体
れつら

大谷が怪我をした
大谷はピッチャーでバッターで
それ以外の時代だった
呑気なフライトの途中にも
大谷は古典のように鉾盾
野球のようにベースボールしていた
横浜ベイブルース
そんなときにも最低のチームはあって
相対的に最高のチームが決まって
最高オブ最高
また小さなリーグの中でなにかが決まる
バッターでもピッチャーでもない俺が
世界に飛び散っていく
だけど希望なくしたわけじゃないよ
グーグルが自動に電気を消す
夢見る頃は過ぎても
とおもったら
電気を消したのは子どもみたいだ
野球はこれから知ることになる三歳
けれど打ったり走ったり
ナイターが終わり球状のどこかで
わたしは自分で眠る



自由詩 三体 Copyright れつら 2023-09-05 21:55:18
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