trash on garbage
竜門勇気


僕は何もかも考え尽くしたつもりで
毎日を過ごしている
それがどんな悲しい出来事を連れてきても
そうやって過ごすことは
透明で素晴らしいことだと信じているからだ

日々は不愉快な結果しか起こさない
まるでハズレくじだけの箱の中に手を突っ込んでるみたいさ
なにもない一日の終りに残された
最後の力で摘み上げる紙切れにはいつも
「おまえの負けだ、また明日」

僕は信じている
影のなかで行くべき道はまだたくさんあって
明日にならなければわからないことが
この闇の中でうろたえているこの時間は
無意味なだけで必要な時間だって

遠く過ぎ去った青春の話を
しなきゃいけないんだ
どれほど今と違ったとしても
過去が消え去ったりはしないだろが
おろかものめ
日々が不愉快を確かめるための
機械になっていたとしても
続けていく



自由詩 trash on garbage Copyright 竜門勇気 2023-08-15 23:40:37
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