Uruu
竜門勇気


枯れ葉に罵声
月に尾行の不可視世界

公共交通非営利機関
爆弾抱えた君の母
爪切りの中の
小指の爪

隠されていたi,love,you。。。
暗号財産共有関係者

夏祭りの日に消えた未完成の関係
汗が一粒
ハロゲンライトの残像がまぶたから消えやがらねえ
瞬きするたび眩しさに顔をしかめる
同郷同然の半減
「まあ任せろよ」
発狂しながらライターの鱗を剥ぐ

時間で構築する建前に
ベッドと台所を作った
常用手段麻痺症候群
隠されていたi,love,you。。。
よそ見しながら掴む真実

開放行為鈍麻
膝の内側で歩けない!
遠くで鳴く蝉、近くで鳴く蝉
支配者、モータービジネス
閉鎖行為依存
草むらの中でしか笑えない!!
戦闘機で煙草に火をつけて
吸い込んだら塩の彫刻
回転体には気をつけて
私にもあなたにも乱暴するから

非公然内燃機関開発機構
効率の良い同一化
結審まであと少しの落下傘部隊
後発による蹂躙で形成するキネマ

突然開けた視界
場所による芸術が
折り重なった山に反射して
落ち窪んだ緑色の、無数の、手のひらになって
その一つ一つに何も意味を知らせず
こちらに向いていた
トンネルの中は何も見えない
あまりに日差しが強くて
あまりに日差しがきっぱりとそこで遮られているから
車の中はもう少しで凍りつきそうに冷えていたけど
私以外は日差しを見るだけで、今日はとても暑い日だと決めつけていたから
何も言えなくて、かいてもいない汗を時々拭うふりをしていた
誰のものともわからない筆跡で
誰に宛てたかもわからない祝辞が書かれた汚れた風船を無数に縛って
紫色のバンはピカピカに磨かれたまま湿った空気の中を滑るようにトンネルに入っていった
水銀灯の不自然に暖かなオレンジ色の光を瞬くように反射しながら
ライトも付けずに走っていく悪魔を想像したけどうまくいかなかった
ここにあるのがそれそのものだと確信していてもうまくいかなかった
恐怖は何かを縛るのに十分に長く強靭で実際そうしていたけれどそれは目に見えない
常設展示物
なんだか居心地が悪い
また目をつむる

枯れ葉の裏側の形而下の非難構成物
空白による充填
象形非文字、史前帰化言語、未開通受容器官
非遺伝的相似、アコーディオン型系統樹
共鳴による破壊的可遡及
除菌できるウェットテッシュを片手に振り返る

類型化された証言者の標準化
証明による感覚
感覚による被証明感、殺菌による多様性の獲得
非情報情報未完全、情報未情報非完全
無限に遡及して非無限に裁く
カレンダーに書かれた予定に一つ横線を引く

ゴミ箱の代わりにインターネットに
ヘドを一口吐いて
わらいころげてみた
ことにする
ことにする


自由詩 Uruu Copyright 竜門勇気 2023-08-14 02:51:29
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