あかり
葉leaf

夜、高台から街のあかりを眺める
一人一人の生活がたくさんの光の粒となって
生命の音を奏でている
このように街が小さな活力の集まりでいっぱいなこと
私はその一つ一つを味わいうれしくなる

朝、新聞を開き記事を読む
世の中の出来事がたくさん意味の塊となって
社会の歯車を回している
このように社会が絶え間なく前進していること
私はその一つ一つをおやつのように食べる

毎日、君の少しずつの成長を見守る
言葉を覚えたり、動作ができるようになったり
君ははじけ跳ばんばかりに命で満ちている
このように君が新しいものの集まりであること
私はその一つ一つを胸のアルバムに刻印する


自由詩 あかり Copyright 葉leaf 2023-02-18 04:25:05
notebook Home 戻る  過去 未来