「待っていた天恵」
ジム・プリマス

トイレにいったついでに
(勿論、手は洗ったよ)
台所によって
今朝から水に漬けてある電気釜の内釜に
こびりついたもち米を爪でかき取って
石鹸で洗ってから温水で洗い流す
倦怠感が増してきたので
そこまでにして一旦、部屋に戻って
タバコに火をつけて一服する

倦怠感も極度になると
動こうとすると現実的に実体的に
外側から抵抗する力を
身体に感じることがある

ジャズを聴きながら
ワードのキーを打って詩作する
貧乏な俺に分相応な水道水に
分不相応なドラモリで買ってきた
二キロで二百四十七円の氷を入れて飲む
コーラが切れてしまったから仕方ない

台所に戻り
もち米を研いでから
水を適量、入れて
炊飯器にかけて、ご飯を炊く
そしてまた部屋に戻って一休みする

今日の夕食はレトルトのカレーだ
それだけでは物足らないので
卵を一個、茹でて、殻を取って
茹で卵切り器で輪切りにする
それを深皿のご飯の上に乗せて
そこにカレーをかけて食べる

待っていた天恵は訪れたようだ
与党の内閣は財政再建より
経済の回復を目指すとのことだ
当たり前だとも思うのだが
喜ばしいことではある
肝心の第二次補正予算案が
ショボいものだとしても

それから
映画「君たちはまだ長いトンネルの中」が
動画配信サービス各社で配信され始めた
この映画が拡散することで
積極財政への機運が高まり
正しい貨幣観について理解が深まる
きっかけになればいいと思う
特に年配者に見てもらいたい





自由詩 「待っていた天恵」 Copyright ジム・プリマス 2022-12-02 19:04:52
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