まで
あらい

ひとつ
までのみちの

私達の針は 
   玻璃は 
   梁は

鋭く隊列を汲み 
   酌みだし

 あいだを
深くながく
  とおし

おもいきずの

くいあらし
くぎづけにする

棹は跳ね上がり
抱き起こした咎人の

わたしらが
うみのめざめの刻
わたしらが
つちをふみしめる


自由詩 まで Copyright あらい 2022-09-20 16:58:53
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