想不开(ゴル投稿修正版)
高橋良幸

暗い通路 藍の窓 部屋の番号は変わらない
何度も何度も 同じ電気メーターの横を通り過ぎた その回数分 すれ違った街
見慣れた漢字を掲げる看板はわずか 送りがなや繁体字は ながくて こみいっていた
曰く 健全で 明晰な 思考の 邪魔を していたのね

その点 あなたはどうだろう 
私が送信できる2バイト文字にして5文字の題名の詩
特定の過去の指定にそのうち2文字を費やし 実質3文字の題名で
詩ばかり書いている 時代 題名で語らないための文字数のきまり
賛成するわけじゃないけど ひらがなは 長ったらしくて こんな題名にしました
家路の話に戻りましょう
どうにもならないか どうかは 家に帰ろうとしている
その道を その通りに歩くかどうか で決まる
私の足は いつも どうして その方角に家があると言う理由で 同じ道を歩くのかしら
堂々巡り に似ている 私は
それを 帰宅だと思っている みんな その反対を 出勤 だと思っていた

暗い通路 藍の窓 あなたの部屋の番号はそこにあるかしら

だからこうなった ということを書くつもりもない
因果関係は詩ではなく 主義めいたことも詩ではなく
伝送路にはじかれてしまう 文章も詩ではないから
人が減り 患者が増え 浮かない気持ちで 日経平均が上がり続けるのを眺めて
いってきて 帰ってきていた 今思えば それが堂々巡りのようだったって 
今も同じなのだけれど 部屋の番号は 変わらないのだけれど
あなたの時代に どうにもならない なんてことは なかったんだけれど



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自由詩 想不开(ゴル投稿修正版) Copyright 高橋良幸 2021-01-20 19:32:23
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