詩を書く時、自分の場合どんなふうかを少し書こうと思います。時々、こういう変な気まぐれをおこします。
まず
銀河、という言葉がすきだから銀河ということばをよく詩につかいます。
魚とか青色とかは評判がいいので、時々、詩に混ぜています。
速度とか桟橋とかがなんとなくシックリする気がするので、これも拝借します。
それから適当にすこし読みにくい漢字を入れてみたり、漢字をあえてひらがなにしてみたり、思わせぶりなしぐさをトッピングしたりします。そんな感じで自分は詩をつくります。
たとえばこんなふうにです。
桟ばしの
あおい銀河が
速度をおとしながら
さかなの鰓の
膨張に
たゆたっていた
概ね、すくなくとも自分の詩にかんしてはこの様なものに過ぎません。
正直言って、自分でも何をやっているのか、何をいいたいのか、何をいえていないのか、何でこんなことになっているのか、たぶんあまりよく分かっていないのが本当のところです。
べつに嘘を言ってもしょうがないので、出来るだけうそのないところを掻い摘んで言ってみました。
こんな具合にできる詩であっても、もう少しマシなものは他にたくさんありますし、なかには深い内容の詩だって無論あります。自分は内容のあるものどころか、小手先の詩すら満足に書けないボンクラですので、はっきり言ってこんな話をさらすのは気が引けるのですが。
ですが、まあべつにいいかな、と。白髪も増えて、どうやらだんだん面の皮も厚くなってきた様です。
自分が書きたいのは現実に呼応する詩です。現実との結び付きをギリギリの線で保つような詩、そういうのです。空想など要りません。空想は要りませんが、でかい想像力は必要です。そういう事を考えながら毎日生きています。
べつに詩を書くために生きているのではなく、そういう事を考えたり、よりよく生きる為にはどうしようかと思っているうちに気付いたら詩を書いてしまっている、というだけの話です。だから、本質的に詩に興味はないとおもいます。
ですが、これは恐ろしいことなのですが、どうも自分は詩の呪いにかかっている様なのです。これがなかなか解けない呪いの様で、全く困っています。
どうすればよいか誰かおしえてくれませんか。こういう呪いは昔からあるものなのでしょうか。皆さんの中にもきっといらっしゃると思います。ここは、そういう病院でもある筈でしょう。違ったらすみません。汗。
自分は、これには、ほとほと参ってしまっているのです。