即興詩2「ポエトリー四銃士」
服部 剛

ある男は
大きな島の森の中で
明日を見据える
アマガエルを見つけた

ある男は
夜の無人のバッティングセンターで
白球を捉える
金属バットの音を響かせた

ある男は
絶望的な雨ふる世を
何故かふらっとな歩行で進み

その頃
ある男は
掌から鳩等を
次々と繰り出していた

彼等は一人でいるようで
不思議と人々を引き寄せていった

四人四色でありながら
ハートの熱い高鳴りを
僕等は密かに
聴いている 


  ※ この詩を四人の詩人 … 大島健夫さん・URAOCBさん 
               遠藤ヒツジさん・伊藤普毅さんに
               そっと贈ります。






自由詩 即興詩2「ポエトリー四銃士」 Copyright 服部 剛 2019-12-04 11:30:17
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