アランフェエス協奏曲
文学特攻隊

強靭な魔力がやどっているのです。
響きよ、お前は美しきものなり。
指ではじかれた魔法。
ダイヤモンドの輝きが、にぶくなるほどの息。
妖艶なたたきこみがくりかえされる。
疎外された孤高の存在。いや、世界内存在。
こねくりまわされない、垢ついた言葉の音。
あー、いやんなっちゃうなぁ、もう。

近未来まで、歩んできたプルートゥー。
助けてください、もう絶対絶命。
背中に重くのしかかった低音。
カルバリの丘で、たったひとりで叫ぶ。
ツイッターの「いいね!」で一喜一憂。
コントロールされていないオーボエの日常。
そう、これが、日常なんですよ。

きたぞ!きた、きた、きた!
シュトゥルムウントドラング(疾風怒濤)が。
めっちゃポメラ慾求しますよ、ぼくは。
たのしい、たのしいサーカスにポメラ一台売っていた。
祝祭の中で第三の眼がキラリと光る。
白髪とハゲの学者のプロセスなんですよ、結論。
たのしいワルツにわいも混ぜておくれ。

かつかつのヒッピーだった爺ちゃんに出逢った。
それが、とまらないのヒッピー爺ちゃんの噺。
それが、めっちゃ、うけるんだわぁ。
伝達の星の血がながれてるんだずら。
だっぺ、だっぺの茨城弁で、
めちゃっとするんです。

オノマトペの連続なんでうけたんだってば!
だれも信じてくれないけれど。
わし、関西にーいたんだわ。
東京弁って何よ?って思ったずら。
沼津生まれ、沼津育ちだら。
わかってくれんよね。

ひとつ作曲したのが『アランフェエス協奏曲』
ぼくは、実はロドリーゴ。
田舎もんす。田舎から出られなかった。
ドンドン、ガラガラ、ガッシャンなわけ。
いやいや、大草原!ちょーうける曲、
書いたんすよ。


自由詩 アランフェエス協奏曲 Copyright 文学特攻隊 2019-08-06 15:04:27
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