公園
ミナト 螢

例えばスプーンに座って
誰かを待ってる

上がらないシーソーは退屈で
お尻が冷たくなるだけの時間
言葉というリズムに乗れたらなぁ

麦わら帽子を置いた向こう側
取り残された惑星のカケラが
UFOになる前に掴まえろ

夕陽が狂って眼を閉じたままの
その眩しさで欲しいもの
全て手に入るような

幻を見せるブランコはまだ
順番の列が続いているよ

ひとり行く世界
ふたり遊ぶ音
いつか聞こえるのはどっちだろう


自由詩 公園 Copyright ミナト 螢 2019-02-26 20:17:04
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