じーじ。
梓ゆい

実家の仏間では
北の方角に手を伸ばし
いつでも笑い出す
生まれて間もない甥っ子。

姿かたちは見えなくとも
かわいい孫に会いたくて
ふらりと帰ってくる父が
楽しいひとときを過ごしていると
信じていたい。


自由詩 じーじ。 Copyright 梓ゆい 2018-11-29 15:44:10
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