日曜の冷えた夜
赤椿

冷えた足元が

僕の思考を停止して

机の上に突っ伏して 瞼を下ろす

こうやって ずっと眠って 死んでしまえたらいいのにね

なにも成し得ない 人生に 意味などあるの

いつだって僕は 迷子の子供のままなのに

生きていく上で 大事な紙切れを びりびりに破ってしまいたい

綺麗な瓶をひたすらに 割り続けていたい

机の上に咲いた ダリアのいい香りがして

瞼を上げて 僕は甘いコーヒーを飲んだ


自由詩 日曜の冷えた夜 Copyright 赤椿 2018-10-28 19:08:42
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