きみの呪い
赤椿
呪いだ と思った
きみの 柔らかい声が
きみと過ごした 緩やかな時間が
きみの 優しく触れた手が
心臓をきつく縛りつけるものだから
僕のシャツは今日も血まみれで
通りすがりの烏に笑われてしまった
澄み透る空が 綺麗だと思えないのは
ぼくの足元だけに 水溜まりができるのは
今日も月が空に出ないのは
ぜんぶ ぜんぶ
きみのせい
自由詩
きみの呪い
Copyright
赤椿
2018-10-01 23:54:47
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