歪で美しい夜の話
腰国改修
歪なこころの集積が
やがて幾条かの川となり
夜の空の隙間から
細く棚引くように流れて落ちる
落ちる途中で
稀に発光する想いは
そう、
夏の季節なら
稲光と呼ばれるのかも
嫌なことや辛いことがあった日
もやもやしたまま寝床に入れば
誰であれ眠っている間に
重いきもちを排泄する
それらは光ながら
空の果て目指し
天上の海に降り注ぐ
それが
集積されて
あの川々と姿を変えるのだ
美しい排泄や
歪な夜の営みがあることを
知っている人は少ない
自由詩
歪で美しい夜の話
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腰国改修
2018-07-18 14:09:08