隅田川を行く
番田 


昨日sと隅田川をいつものように歩いていた
特別なことをすることもなく ぼんやりと ただ
そこで見つめているだけで なんとなく幸せだった景色を
だんだんと 日の沈んでいく景色の道を


しかし 少しだけ 看板の見慣れたビルも多い
先月は脇道で桜が咲いていたけれど
立ち止まって見ることもなく 通り過ぎたけれど
いくつもの水上バスに波音を立てながら追い越されていく


もう今年も半年が終わるけれど 大人になってからは 何も
自分から動くこと無く変わったものは 何もない
今年は手がかりのある確かな出来事を起こすことができるだろうか
そのための色々な手段を知っているし 覚えてはきたけれど


立ち止まった時 どの方向に歩いていくのだろうかと思う しかし
何もかも考えたイメージに従って動いていくというのはある
引き返すこと無く ずれるということはない それは 本当に
僕が考えたとおりに 真っ直ぐに最後まで実行されるだけだ


自由詩 隅田川を行く Copyright 番田  2018-05-13 20:55:02
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