自称詩人の過ごし方
花形新次

人生長期連休みたいな
自称詩人どもは
世間が長期連休に入ると
呪詛の言葉を吐き散らす

奴等には
メリハリの利いた生活がない
だからメリハリの利いたものが書けない
くっきりとした現実が書けない
そんなクソつまらない連中が
日々懸命に働き
たまの休暇で一気に弾ける人々に
恨みがましい視線を向ける

こんな風になったら
人間としては
確実に終わっている
いや、もっと前から終わっているのだが
忙しい日常を過ごす人々は
普段自称詩人のクソを読む暇はないので
休暇中ウンコしているときに
初めて読んで知るのだ

お前ら
人が休んでいる間に働け
働いた金で街に繰り出せ
駅前でオネエチャンに声掛けろ
掛けられろ
声を掛けたオネエチャン
掛けられなかったオネエチャン
嗤われ、断られた屈辱を叫べ
素通りされた孤独に吠えろ

ジジイ、ババアは死ね!







自由詩 自称詩人の過ごし方 Copyright 花形新次 2018-05-01 08:00:11
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