鳥渡/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ

高円寺で弾き語りやりますって告知の最後に
ときどき現れる「バー鳥渡」の読み方を知ら
ないまま今日まで飛んできたのだけれど鳥の
アイコンの後のアカウント名がchottoだった
からそうかちょっと一杯寄ってきなって感じ
なのカモって思ったりしたよね呑みたいね。

渡り鳥という存在なら知ってはいるけれど空
を見上げる習慣のない私には街路樹で鈴なり
にピーチクパーチク言ってるのはみんな同じ
に見えるしカーテンの隙間からの強い日差し
で「ア、ヒル」っておもむろに起き出す程度
にはだらしのない生活の柄で喉がカラカラ。

一寸も鳥渡もどちらも当て字だけれど音から
きてるのが後者であるのは明白で渡りをする
鳥たちのその懸命な行動になんら関係はない
と思うのだけれど頭全体にふわふわと産毛が
生えてきたからヒヨコを飼ってる気分で撫で
てみたりする春風が過ぎる自転車に乗って。


自由詩 鳥渡/即興ゴルコンダ(仮)投稿 Copyright こうだたけみ 2018-04-14 20:56:56
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