蒼天
渚鳥

「蒼天」


はげしく病みつかれた後に

安静の机上に

灰皿は戻らなかった

こころさびしく

月明かりにうっとりと酔う心地

朝、白く霞んでいる頬に

背かないように歩いている

厳しい机上は

安静を宿す


自由詩 蒼天 Copyright 渚鳥 2018-04-04 18:47:42
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